专利摘要:
本発明は、加速及び減速装置(20)であって、該加速及び減速装置は、少なくとも1つのエネルギー蓄積器(32)及び、1つのシリンダー(43)内に連行要素を用いて案内されている少なくとも1つのピストン(61,81)を有している形式のもの、並びに、この種の加速及び減速装置を備えたスライドドア装置に関する。本発明の構成によれば、加速及び減速装置は、第2の連行要素(131,111)を有し、該連行要素は、シリンダー内において前記ピストンから分離された別のピストンを案内するようになっているか、若しくはシリンダー(43)を始めに述べた前記ピストンに対して相対的に案内するようになっている。本発明により、2つの行程方向で終端位置における制御された状態での作動を可能にするコンパクトな加速及び減速装置、並びにこの種の加速及び減速装置を備えたスライドドア装置が開発される。
公开号:JP2011511894A
申请号:JP2010546212
申请日:2009-02-13
公开日:2011-04-14
发明作者:ツィマー ギュンター;ツィマー マルティン
申请人:ギュンター ツィマーGuenther Zimmer;マルティン ツィマーMartin Zimmer;
IPC主号:E05F5-02
专利说明:

[0001] 本発明は、加速及び減速装置であって、該加速及び減速装置は、少なくとも1つのエネルギー蓄積器及び、1つのシリンダー内に連行要素を用いて案内されている少なくとも1つのピストンを有している形式のものに関し、かつ、この種の加速及び減速装置を有するスライドドア装置に関する。]
[0002] 独国特許出願公開第102006019351A1号明細書により、加速及び減速装置が公知である。スライドドア扉を閉鎖時にも開放時にも終端位置へ制御した状態で移動させるために、2つの加速及び減速装置が必要である。このことは、大きな構成スペースを必要としている。]
[0003] 従って本発明の課題は、前記問題点に鑑み、2つの行程方向で終端位置における制御された状態での作動を可能にするコンパクトな加速及び減速装置を開発すること、並びに該加速及び減速装置を備えたスライドドア装置を提供することである。]
[0004] 前記課題は、請求項1に記載の構成により解決される。本発明の構成によれば、加速及び減速装置は、第2の連行要素を有しており、該連行要素は、シリンダー内に設けられているピストン並びに、該ピストンから分離して該シリンダー内に設けられた別のピストンを案内するようになっているか、若しくはシリンダーを、該シリンダー内に設けられているピストンに対して相対的に案内するようになっている。]
[0005] 次に、本発明を実施の形態の概略図に基づき説明する。]
図面の簡単な説明

[0006] 開かれた状態のスライドドアを示す図である。
閉じられた状態のスライドドアを示す図である。
スライドドア装置の部分断面図である。
加速及び減速装置の斜視図である。
図4に示す装置の詳細図である。
加速及び減速装置を、スライドドアが開かれた状態で示す図である。
加速及び減速装置を、該加速及び減速装置が操作要素から解放された状態で示す図である。
加速及び減速装置を、該加速及び減速装置が第2の操作要素に到達する前の状態で示す図である。
加速及び減速装置を、スライドドアが閉じられた状態で示す図である。
図6に示す加速及び減速装置の詳細図である。
図7及び図8に示す加速及び減速装置の詳細図である。
内側にある停留位置を有する加速及び減速装置を示す図である。
図12の加速及び減速装置の斜視図である。
図12の詳細図である。
図12の装置を、スライドドアが開かれた状態で示す図である。
図12の装置を、該装置が操作要素から解放された状態で示す図である。
図12の装置を、該装置が引き続く作動に際して操作要素と再び接触する前の状態で示す図である。
図12の装置を、スライドドアが閉じられた状態で示す図である。
図16及び図17に示す装置の詳細図である。
図18に示す装置の詳細図である。
液圧式の減速装置を備えた加速及び減速装置を示す図である。
図21に示す装置の斜視図である。
図21の詳細図である。] 図12 図16 図17 図18 図21 図4 図6 図7 図8
[0007] 図1及び図2に示すスライドドア装置は、スライドドア扉(2)を有しており、該スライドドア扉は案内機構(10)を用いてドア枠(3)内に案内されている。図1は、スライドドア扉(2)を開いた位置で示しており、図2は、スライドドア扉(2)を閉じた位置で示している。図3には、開かれたスライドドア扉(2)が上方から見て示されており、この場合に、案内機構(10)は縦断面して示してある。] 図1 図2 図3
[0008] スライドドア扉(2)は、ドア枠(3)内にではなく、案内及び支持機能を有する異なる構造の構成部分内に案内されていてよいものである。案内機構(10)は、スライド式窓や引き出し等にも用いられてよいものである。]
[0009] スライドドア扉(2)は、例えば戸棚扉、住宅や工場建物等の部屋を仕切るための仕切り扉等である。スライドドア扉は、例えばプラスチック、金属若しくは木材から成っていてよく、またスライドドア扉にはガラスがはめられていてもよい。]
[0010] スライドドア扉(2)は、開いた位置(図1、参照)では、例えばグリップ領域でもって、ドア枠(3)から外側へ突出している。スライドドア扉(2)は、閉じた位置(図2、参照)では、ドア枠(3)のドア開口部(4)を閉鎖している。壁側の戸袋(6)及び垂直な枠部分(5)は、ドア開口部(4)並びにスライドドア扉(2)の開いた位置と閉じた位置との間での扉開閉行程(9)を画定している。つまりドア枠(3)の全長は、スライドドア扉(2)及び扉開閉行程(9)の長さによって規定される。スライドドア扉(2)の長さは、本実施の形態では600ミリメートルであり、扉開閉行程(9)は500ミリメートルである。ドア枠(3)は、本実施の形態ではスライドドア扉(2)の上方に案内通路(8)を有しており、該案内通路内に案内機構(10)が配置されている。] 図1 図2
[0011] 案内機構(10)は、不動の2つの案内部分(11,12)と可動の1つの案内部分(14)とを含んでいる。不動(定位置)の案内部分(11,12)は、図示の実施の形態では案内通路(8)内に固定されている。これに対して相対的に可動の案内部分(15)は、スライドドア扉(2)の上側に配置されている。図示の実施の形態では不動と称され前記2つの案内部分(11,12)を、可動のスライドドア扉に配置することも考えられる。この場合には、スライドドア扉に配置される前記2つの案内部分は、案内溝(8)内に固定された第2の1つの案内部分(14)に対して可動になっている。]
[0012] 不動の案内部分(11,12)は、例えば、互いに離間して配置された2つの操作要素(11,12)である。図面で左側に示された操作要素(11)は、案内通路(8)の左側の端部に対して例えば190ミリメートルの距離を有しており、図面で右側に示された操作要素(12)は、案内通路(8)の右側の端部に対して同一の距離を有している。]
[0013] 各操作要素(11,12)は本実施の形態ではボルト若しくはピン(11,12)であり、該ボルト若しくはピンは固定要素(13)を用いて、例えば案内通路(8)のカバーに固定されている。前記ピンは例えば、一辺12ミリメートルの正方形の横断面を有している。操作要素(11,12)は側方で案内通路(8)の側面に固定されていてもよい。]
[0014] 可動の案内部分(14)は、スライドドア扉(2)の上側で、アダプター構成部分(15)に配置された複数の組(16)のガイドローラ(17)、及び1つの加速及び減速装置(20)を有している。スライドドア扉(2)が例えば80キログラムの質量を有するような図示の実施の形態においては、スライドドア扉(2)には、それぞれ4つのガイドローラ(17)から成る2つの組(16)が配置されている(図3、参照)。一方の組(16)は、図面で見て加速及び減速装置(20)の左側に配置され、かつ他方の組(16)は右側に配置されている。各組(16)において、それぞれ一方の2つのガイドローラ(17)は、図面で見て、スライドドア扉(2)から上方へ突出しており、かつそれぞれ他方の2つのガイドローラ(17)はスライドドア扉(2)から下方へ突出している。スライドドア扉(2)の長手方向で、各組(16)の長さは、図示の実施の形態では100ミリメートルである。] 図3
[0015] 図4は、例えば空圧式の加速及び減速装置(20)の斜視図である。空圧式の加速及び減速装置は、中央のシリンダー管(21)、該シリンダー管の両方の各端部にそれぞれ配置された各1つのフレーム部分(151,161)を含んでいる。両方のフレーム部分(151,161)内には、各1つの連行要素(111,131)が、停留位置(121,141)と、該停留位置とは逆の側の終端位置(122,142)との間を長手方向移動可能に案内されている。図面では右側に示してある連行要素(131)は、停留位置(141)を占めていて、そこでは、加速及び減速装置(20)の隣接の端面に向かって例えば15度にわたって傾斜している。左側の連行要素(111)は、停留位置(121)とは逆の側の終端位置(122)を占めている。シリンダー管(21)の下側にエネルギー蓄積器(32)が配置されており、該エネルギー蓄積器は両方の連行要素(111,131)を互いに連結している。エネルギー蓄積器(32)は例えば引張ばね(32)である。加速及び減速装置(20)の長さは、図示の実施の形態では、400ミリメートルであり、即ち、スライドドア扉(2)の長さの三分の二である。組立られた状態での加速及び減速装置(20)の高さは、例えば15ミリメートルである。加速及び減速装置(20)をスライドドア扉(2)に取り付けるために、若しくはスライドドア扉(2)上に装着されたアダプターに取り付けるために、例えば2つのねじが用いられており、該ねじは各貫通孔(27)に差し込まれるようになっている。] 図4
[0016] 両方のフレーム部分(151,161)は、図示の実施の形態では、互いに鏡面対称に形成された各2つの案内部分(152,153;162,164)から成っており、該各2つの案内部分は例えばクリップ結合部材を用いて互いに結合されている。]
[0017] 図5、図10及び図11は、シリンダー管(21)の縦断面を示している。シリンダー管(21)内には、シリンダーとピストンとから成るシリンダー・ピストンユニット(42)の2つのピストン(61,81)が配置されている。互いに鏡面対称に形成された該両方のピストン(61,81)は、各ピストンロッド(67,87)を介して、共有の1つのシリンダー(43)内を長手方向に移動させられるようになっている。この場合に、各ピストンロッド(67,87)はシリンダー(43)の各1つの端面(46,47)を貫通している。各ピストンロッド(67,87)のピストンロッド頭部(68,88)は、図6〜図9に示してあるように、各連行要素(111,131)に旋回可能に取り付けられている。連行要素(111,131)の行程(123,143)、ひいてはピストン行程は、図示の実施の形態ではそれぞれ68ミリメートルである。] 図10 図11 図5 図6 図7 図8 図9
[0018] シリンダー内室(44)は、例えば117ミリメートルの長さであり、かつ例えば13ミリメートルの一定の内径を有している。従って、シリンダー内室(44)の前記長さは、連行要素(111,131)の両方の行程(123,143)の値の合計よりも短くなっている。シリンダー内壁(45)は平滑に形成されていてよい。しかしながら必要に応じて、シリンダー内壁(45)には部分的に1つ若しくは複数の溝を設けることができる。このような溝は、例えばシリンダー(43)の中央横断面を中心として対称的に配置されていてよく、かつ各ピストン行程の例えば30%の長さを有している。この場合に1つの溝の幅は例えば1ミリメートルである。]
[0019] 各ピストン(61;81)は、例えば図示の実施の形態ではそれぞれ、属するピストンロッドシール(51;52)に向けられている1つのピストン底部構成部分(62;82)と1つのピストンヘッド構成部分(63;83)とから二部構造で形成されている。ピストン底部構成部分(62;82)内には、ピストンロッド(67;87)が差し込まれて、例えば接着されている。ピストンロッドが差し込まれる側とは逆の側において、ピストン底部構成部分(62;82)は、該ピストン底部構成部分へのピストンヘッド構成部分(63;83)の被せ嵌めのためにシリンダー状に形成されている。図示の実施の形態では、ピストンヘッド構成部分(63;83)内に中空室(64;84)が形成されており、該中空室内へ、両方のピストン構成部分(62,63;82,83)間の例えば接着の際に空気が押し退けられるようになっている。]
[0020] 両方のピストン構成部分(62,63;82,83)間に、シール要素(71;91)が該シール要素の緊締領域(73;93)でもって形状結合により固定されている。前記シール要素は、例えば小鉢形若しくはカップ形に形成されている。シール要素の長さは、その直径よりも例えば30%大きくなっている。該直径は図示の実施の形態では、シリンダー(43)の内径の95%である。シール要素(71;91)の壁厚さは、該シール要素(71;91)の緊締領域(73;93)から、該緊締領域(73;93)とは逆の側の端部に向かって先細に形成されている。この場合にシール要素(71;91)には、内周つば(74;94)が設けられており、該内周つばは、遊びをもって受容領域(65;85)内に突入している。シール要素(71;91)の外周面には、例えば長手方向溝が設けられていてよい。シール要素(71,91)は、ニトリル及びブタジエンから成るゴムによって形成されていて、例えばハロゲン化された表面を有している。]
[0021] ピストンヘッド構成部分(63;83)の受容領域(65;85)内には、端面の支持フランジ(66;86)に隣接して別のシール要素(72;92)、例えば波形シールリング(72;92)が配置されている。該別のシール要素の内径は、受容領域(65;85)の直径よりも大きくなっており、かつ該別のシール要素の外径は、シリンダーの最小の内径と少なくとも同じ大きさである。シール要素(61;81)の図示の環状溝(75;95)は、ピストンロッド(67;87)とは逆の方向に向いている。]
[0022] 受容領域(65;85)には、必要の応じて別のシール要素、例えばOリングが配置されていてよい。この場合には、Oリングを用いて他の前記両方のシール要素(71,72;91,92)が緊締されるようになっている。]
[0023] 上述のように両方のピストン(61,81)に保持されたピストンシール要素(71,72;91,92)は、作動に際して、1つの行程方向でのみ、つまりシリンダー(43)内における各ピストン(61;81)の走入の場合にのみシール作用を発生するようになっている。]
[0024] 図示の実施の形態によれば、装置(20)は、両方のピストン(61,81)により画成された1つの押し退け室(101)、並びに各1つのピストン(61;81)と各1つのシリンダー端面(46,47)とにより画成された2つの補償室(102,103)を有している。シリンダー内室(44)は、例えば周囲1に対して遮断されている。しかしながら、シリンダー・ピストンユニット(42)は、補償室(102,103)が周囲(1)と連通しているように構成することもできる。]
[0025] 少なくとも、シリンダー(43)内におけるピストン(61;81)の急速な走入に際して、ピストン(61;81)は、押し退け室(101)を、補償室(102;103)からいわば気密に分離している。各ピストン(61;81)の走出時には、空気は、各補償室(102;103)からシール要素(71,72;91,92)を介して押し退け室(101)内へ流れるようになっている。]
[0026] 各連行要素(111;131)は、各ピストンロッド頭部(68;88)を取り囲んでいて、2つの案内ピン対を用いてフレーム部分(151;161)内に案内されている。この場合に、ピストンロッド頭部(68;88)の中心線と案内ピン対の中心線とは、共通の1つの平面内に位置している。連行要素(111;131)の、フレーム部分(151;161)から突出する区分は、受容凹部(112;132)を有しており、該受容凹部は、長手方向で互いにずらされた2つの連行面(113,114;132,134)と、該連行面間の1つの自由面(115;135)によって画定されている。両方の連行面(113,114;132,134)は、一般的に例えば、前記両方の案内ピンの中心軸線によって規定された平面に対して垂直に配置されている。自由面(115;135)は、本実施の形態によれば前記平面に対して平行に延びている。連行面(113,114;132,134)と自由面(115;135)との間の移行部は、丸味を付けられている。各連行要素(111;131)は、該連行要素のための案内ピンに対して弾性的に変形可能になっている。連行要素は、最初の組立に際して操作要素(11;12)の装着のために押し込まれてよい。]
[0027] 各連行要素(111;131)を取り囲む両方の案内部分(152,153;162,163)は、各連行要素(111;131)の案内のために長孔(154;164)を有している。該長孔は、シリンダー(43)とは逆の側の端部において、受容凹部(112;132)から離間する側へ湾曲された領域(155;165)を有している。シリンダー(43)とは逆の側の案内ピン対は、停留位置では長孔(154;164)の前記湾曲された領域(155;165)内にある。]
[0028] フレーム部分(151;161)は、図4に示すように、停留位置(121;141)の領域に傾斜部(156;166)を有し、かつ中央の行程領域に凹部(157;167)を有している。] 図4
[0029] 引張ばね(32)は、例えば一定の横断面を有していて、両方の連行要素(111,131)の受容アイ内に保持されている。2つのエネルギー蓄積器(32)を用いることも考えられ、この場合には各エネルギー蓄積器はそれぞれ、一方で各1つの連行要素(111;131)に取り付けられ、かつ他方で例えば各1つのフレーム部分(151;161)に取り付けられている。]
[0030] 加速及び減速装置(20)の組立に際して、例えばまず連行要素(111;131)がピストンロッド(67;87)と組立られ、ピストンロッドシール(51;52)が組立られ、かつピストン(61;81)がピストンシール(71,72;91,92)と組立られる。このようにして組立られた各ユニットが、次いで例えばフレーム部分(151;161)内に装着され、かつピストン(61,81)がシリンダー(43)内に挿入される。これにより、フレーム部分(151,161)はシリンダー管(21)の両側に取り付けられる。ピストンロッドシール(51,52)の組立の後に、引張ばね(32)が連行要素(111,131)間に組立られる。このようにして構成されたユニット全体が、アダプター(15)を介して、若しくはアダプター(15)なしに、スライドドア扉(2)に取り付けられる。]
[0031] 図6〜図9は、スライドドア扉(2)の閉鎖の際の加速及び減速装置(20)を縦断面で示している。] 図6 図7 図8 図9
[0032] スライドドア扉(2)の開かれている状態(図1、図4及び図6、参照)では、右側の連行要素(131)は、係止された停留位置(141)にある。左側の連行要素(111)は、その行程(123)の、停留位置(121)とは逆の側の終端位置(122)で、左側の操作要素(11)に係合している。] 図1 図4 図6
[0033] エネルギー蓄積器(32)は、エネルギーが例えば部分的に緊張され若しくは弛緩されている。シリンダー(43)内において、左側のピストン(61)は該ピストンの右側の終端位置を占めていて、ここで、図示の実施の形態では右側のピストン(81)と接触しており、該右側のピストンも該ピストンの右側の終端位置を占めている。両方のピストン(61,81)は互いに必ずしも接触していなくてよい。押し退け室(101)は、最小の容積に圧縮されている(図10、参照)。同様に、右側の補償室(103)の容積も最小にされている。左側の補償室(102)は、図示の位置を占めて最大の容積を有している(図10、参照)。] 図10
[0034] スライドドア扉(2)が解放されると、図7に示してあるように、加速及び減速装置(20)はスライドドア扉(2)と一緒に、定位置の操作要素(11)に対して相対的に右側へ移動している。左側の操作要素(11)は、左側の連行要素(111)を停留位置(121)に向けて引っ張っている。この場合に、エネルギー蓄積器(32)にはエネルギーが蓄積される。図7に示す位置において、両方の連行要素(111,131)は、各停留位置を占めており、左側の操作要素(11)は解放されている。] 図7
[0035] スライドドア扉(2)の閉鎖に際して、連行要素(111)は、左側のピストン(61)を左側へ引っ張っている。この場合に、空気は補償室(102)から、シール要素(71,72)を変形させつつ押し退け室(101)内へ流れる。左側の連行要素(111)がその停留位置(121)に係止された場合には、押し退け室(101)もその最大の容積を達成している。今や、両方の補償室(102,103)は最小の容積を有している(図11、参照)。エネルギー蓄積器(32)は、緊張されている。] 図11
[0036] スライドドア扉(2)の引き続く閉鎖に際して(図8、参照)、加速及び減速装置(20)は右側の操作要素(12)に接近することになる。スライドドア扉(2)の、該スライドドア扉(2)の終端位置に隣接する行程部分において、右側の操作要素(12)は右側の連行要素(131)に接触して、該連行要素を停留位置141から係止解除しつつ、停留位置141とは逆の側の終端位置(142)に向けて移動させることになる。この場合に、スライドドア扉(2)の運動は、減速装置(41)によって減速される。同時に、エネルギー蓄積器(32)はエネルギーを放出し、つまりスライドドア扉(2)をその終端位置へ引っ張っている(図2及び図9、参照)。これによりスライドドア扉は、その終端位置に留められている。この状態では、右側の連行要素(131)は、停留位置(141)とは逆の側の終端位置(142)を占めているのに対して、左側の連行要素(111)は、停留位置(121)に係止されている。] 図2 図8 図9
[0037] 前記閉鎖運動時には、連行要素(131)は、ピストンロッド(87)を介してピストン(81)を左側へ押圧している。ピストン(81)の移動開始に伴って、押し退け室(101)内の空気は圧縮される。シールリング(92)は、自己拡開作用に基づき半径方向外側へシリンダー内壁(45)に押し付けられる。これにより、両方のシールリング(91,92)は押し退け室(101)を、ピストン(81)により画成された補償室(103)に対していわば気密に密閉して、かつ、シリンダー内壁(45)との摩擦に基づき追加的に、ピストン(81)の行程運動を減速している。左側のピストン(61)のシール要素(71,72)も、シリンダー内壁(45)に押し付けられるものの、該ピストン(61)は静止したままである。右側の補償室(103)においては圧力は減少され、その結果、減速は更に強められる。]
[0038] 例えばシリンダー内壁の溝の後側の端部が通過されると、空気は押し退け室(101)からシール要素(91,92)を超えて補償室(103)内へ流れる。シリンダー内壁(45)の他の構成若しくはピストン(81)の領域における他の構成による溢流も考えられる。押し退け室(101)内の空気圧は低下する。補償室(103)内の負圧は補償される。シール要素(91,92)が内壁(45)から完全に離れると、空気は更に、押し退け室(101)から補償室(103)へ流れる。押し退け室(101)の圧力は、例えば急激に降下する。両方のシール要素(91,92)は再び、ピストンの行程運動が開始される前における該シール要素の出発状態に戻る。今やスライドドア扉(2)は最も低い速度しか有していない。]
[0039] ピストン(81)の走入方向の行程運動中には、引張ばね(32)は弛緩される。引張ばね(32)の加速力は、ピストン行程の進行に伴って減少する。従ってスライドドア(2)は、今や低い速度でかつ減速が弱められた状態で、該スライドドアの終端位置へ緩やかに移動して、そこに跳ね返ることなく留まる。加速装置(31)の力が弱められることに基づき、挟み込みも確実に防止されている。スライドドア扉(2)の閉じられた終端位置では(図2及び図9、参照)、押し退け室(101)及び左側の補償室(102)は最小の容積を有しているのに対して、右側の補償室(103)は最大の容積を有している。] 図2 図9
[0040] スライドドア扉(2)の開放は、逆の順序で行われる(図9〜図6、参照)。この場合には、まず、押し退け室(101)の容積は、右側のピストンロッド(87)を引き出すことに基づき増大される。引張ばね(32)は緊張される。次いで、スライドドア扉(2)の開かれた終端位置に隣接する行程部分において、左側の連行要素(111)が左側の操作要素(11)に接触して、シリンダー(43)内において左側のピストン(61)を走入させる。スライドドア扉(2)の閉鎖時に類似して、スライドドア扉(2)の開放時には、押し退け室(101)の容積は減少され、補償室(102)が増大される。引張ばね(32)は弛緩される。今やスライドドア扉(2)は、低い速度でかつ減速が弱められた状態で、スライドドア扉(2)の開かれた終端位置へ緩やかに移動して、そこに跳ね返ることなく留まるようになっている。] 図10 図11 図12 図13 図14 図15 図16 図17 図18 図19
[0041] スライドドア扉(2)の開閉時において、両方の連行要素(111,131)の行程(123,143)の値は互いに同じ大きさである。加速及び減速装置(20)の行程(123,143)は、図示の実施の形態ではスライドドア扉(2)の長さのそれぞれ11%である。行程(123,143)の長さは互いに異なっていてよい。]
[0042] スライドドア扉(2)が例えば半分だけしか開かれずに、再び閉じられることも考えられる。このような例では、開放に際して図9に示す位置から図8に示す位置へ作動させられた加速及び減速装置(20)は、再び図9に示す位置へ戻されることになる。加速及び減速装置(20)は、前述のように機能する。同じことが、加速及び減速装置(20)を、開かれた位置(図6、参照)から半分だけしか閉じずに(図7、参照)、再び開く(図6、参照)場合にも当てはまる。いずれの場合にも、1つの連行要素(111;131)は、停留位置とは逆の側の終端位置(122;142)にある。しかしながら、両方の連行要素(111,131)が各停留位置(121,141)を占めていることもある。] 図6 図7 図8 図9
[0043] 外側の位置に設けられた停留位置(121,141)を有する加速及び減速装置(20)は、次のように構成することも可能であり、つまり、シリンダー内に、1つの行程方向でシール作用を発生させる1つのピストンだけしか設けられておらず、該ピストンは1つの連行要素と結合されている。この場合には、第2の連行要素は、例えば、案内部分に対して長手方向移動可能な1つのシリンダーのシリンダー底部に配置されている。従って各減速に際して、ピストンとシリンダーとは互いに相対的に運動するようになっている。ピストンは、シリンダー内における走入時にシール作用を発生する。連行要素の停留位置及び終端位置は、図1〜図8に示してある位置に相応している。この種の装置において、押し退け室は、左側の操作要素の係合の場合にも右側の操作要素の係合の場合にも、常にピストンとシリンダー底部との間にある。補償室は、スライドドア扉の開放及び閉鎖時に、ピストンとピストンロッド案内部を有するシリンダーヘッドとの間にある。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8
[0044] 図12は、例えば空圧式の加速及び減速装置(20)の縦断面図であり、該加速及び減速装置は2つの連行要素(111,131)を有しており、該連行要素の停留位置(121,141)は、シリンダーに最も近い位置にある。該装置(20)も例えば、図1〜図3に示すスライドドア扉(2)の開閉のための案内機構(10)に用いることができるものである。図13は、前記装置(20)の斜視図である。] 図1 図12 図13 図2 図3
[0045] 上記実施の形態によれば、加速及び減速装置(20)は1つのピストン(81)しか有しておらず、該ピストンのシール要素(91,92)は、ピストンロッドシール(52)の方向に向いている(図12及び図14、参照)。ピストンロッドシール(52)は、シリンダー内室(44)を周囲(1)に対して密閉している。図12で右側に示してある連行要素(131)は、ピストンロッド(87)を介してピストン(81)に結合されている。シリンダー底部(48)にロッド(69)が配置されており、該ロッドはシリンダー(43)を左側に配置された連行要素(111)に結合している。シリンダー(43)は、加速及び減速装置(20)のケーシング(28)内に、例えばピストンロッド(87)及びピストン(81)を介して、及び/又は支承部(26)を介して案内されている。シリンダー内室(44)は円筒形や円錐形等に形成することができる。円錐形の構成の場合には、シリンダー内室の横断面は、シリンダー底部(48)からシリンダーヘッド(49)に向かって増大している。] 図12 図14
[0046] 両方の連行要素(111,131)は、第1の実施の形態で説明した連行要素(111,131)と類似して形成されており、1つの引張ばね(32)を介して互いに連結されている。引張ばね(32)は、横断面の大きな中央の1つの区分(33)と該区分の両端に接続する2つの区分(34)とを有しており、この場合に、中央の区分(33)の両端に接続する区分(34)は、中央の区分(33)の横断面の半分の横断面を有している。横断面の小さい方、つまり細い方の前記区分(34)は、それぞれ1つの転向ローラ(25)を介して案内されている。]
[0047] 図12及び図13において、左側の連行要素(111)は停留位置(121)にあり、右側の連行要素(131)は、停留位置(141)とは逆の側の終端位置(142)にある。2つの貫通孔(27)が、スライドドア扉(2)上への加速及び減速装置(20)の取り付け、若しくは、スライドドア扉(2)に配置されたアダプター構成部分上への加速及び減速装置(20)の取り付けを可能にしている。] 図12 図13
[0048] 図14は、加速及び減速装置(20)のピストン(81)の領域を示している。ピストン(81)は、例えば金属材料から成形されたピストン底部構成部分(82)と、ピストンロッド(87)の方向に配置されかつピストン底部構成部分(82)に例えば接着されたピストンヘッド構成部分(83)とを含んでいる。ピストンロッド(87)は、ピストンヘッド構成部分(83)を貫通していて、かつピストン底部構成部分(82)と例えばねじにより結合されている。第1のピストンシール要素(91)は、該ピストンシール要素の緊締領域(93)でもって、両方のピストン構成部分(82,83)間に保持されている。カップ形のシール要素(91)は、内周つば(94)でもって受容領域(85)内に突入しており、該受容領域の底部には接触していない。受容領域(85)内には、さらに別のピストンシール要素(92)がルーズに配置され、例えば、ピストンロッド(87)の方向に向いた環状溝(95)を有する波形シールリング(92)がルーズに配置されており、該ピストンシール要素は例えばシリンダー内壁(45)と接触している。支持フランジ(86)は、波形シールリング(92)の抜け落ちを防止している。] 図14
[0049] 図15〜図18は、加速及び減速装置(20)を、スライドドアの例えば閉鎖の際の種々の位置で示している。図示の実施の形態では、案内通路(8)内には1つの操作要素(11)だけしか設けられておらず、該操作要素は、図15〜図18において、加速及び減速装置(20)が例えば左側から右側へ運動させられるのに対して、定位置にある。扉開閉行程(9)はここでは例えば400ミリメートルである。大きな扉開閉行程(9)の場合には、2つの操作要素(11,12)を設けることもできる。この場合には、連行要素(111,131)及び/又は操作要素(11,12)は、図15〜図18の図平面に対して垂直な方向で互いにずらして配置されている。] 図15 図16 図17 図18
[0050] 図15に示された出発位置では、つまりスライドドア扉(2)の開かれている状態では、左側の連行要素(111)は停留位置(121)にある。右側の連行要素(131)は、操作要素(11)と係合しており、停留位置(141)とは逆の側に配置された終端位置にある(図12も参照)。ピストン(81)は走出させられて、シリンダー(43)内で該ピストンのための右側の終端位置にある。押し退け室(101)は圧縮されており、補償室(102)はその最大の容積を有している。エネルギー蓄積器(32)は、部分的に弛緩されている。] 図12 図15
[0051] スライドドア扉(2)の閉鎖の際には、連行要素(131)は、定位置にある操作要素(11)によって停留位置(141)へ移動させられる。シリンダー内室(44)内では、空気は補償室(102)から、例えばシール要素(91,92)を変形させつつ、ピストン(81)を超えて押し退け室(101)内へ流れる。ピストン(81)はシリンダー(43)内を走入される(図19、参照)。引張ばね(32)は緊張される。連行要素(131)が停留位置(141)に到達すると、装置(20)は操作要素(11)から解放される(図16、参照)。] 図16 図19
[0052] スライドドア扉(2)を閉鎖の方向に引き続き移動(スライド)させる間に、停留位置(121)にある左側の連行要素(111)が、操作要素(11)と接触するようになる(図17、参照)。連行要素(111)は、停留位置(121)から、停留位置(121)とは逆の側にある終端位置(122)の方向に引っ張られる。この場合に連行要素(111)は、ロッド(96)を介してシリンダー(43)を連行する(図18及び図20、参照)。シリンダー(43)は、右側の係止された連行要素(131)により不動(定位置)に保持されているピストン(81)に対して相対的に左側へ引っ張られ、この場合に例えば滑り支承部(26)を介して案内される。シリンダー内室(44)において、押し退け室(101)は圧縮される。ピストン(81)のシール要素(91,92)は、シリンダー内壁(45)に押し付けられて、補償室(102)内に発生する負圧による支援を受けて、ピストン(81)に対するシリンダー(43)の相対運動を減速させるようになっている。スライドドア扉(2)は減速される。例えば、シリンダー内壁に設けられている溝が通過された後に、空気は、押し退け室(101)から補償室(102)内へ流れる。押し退け室(101)内の圧力は低下する。スライドドア扉(2)は、弛緩される引張ばねによって引っ張られて低速で、閉じられた終端位置へ移動し、そこに留められて、戻されることはない。] 図17 図18 図20
[0053] スライドドア扉(2)の開放は、逆の順序で行われる。図18〜図15において、スライドドア扉(2)は加速及び減速装置(20)と一緒に、右側から左側へ移動させられる。この場合に、まず左側の連行要素(111)が停留位置(121)に係止される(図17、参照)。該係止された連行要素により、シリンダー(43)は拘止される。引張ばね(32)は緊張されている。今や、右側の連行要素(131)が操作要素(11)に到達した場合(図16、参照)、該連行要素によりピストンロッド(87)を介してピストン(81)は右側へ引っ張られる。押し退け室(101)は圧縮される。シール要素(91,92)は、シリンダー内壁(45)に圧着されて、スライドドア扉(2)の運動を減速するようになっている。同時に、引張ばね(32)は、スライドドア扉(2)を該スライドドア扉の開かれた終端位置へ引っ張りながら弛緩する(図12及び図15、参照)。] 図12 図15 図16 図17 図18 図19 図20 図21 図22 図23
[0054] 図21及び図22は、液圧式の減速装置(41)を備える加速及び減速装置(20)の断面図及び斜視図である。ここに示す装置(20)は、1つのシリンダー(43)と該シリンダー内に配置された2つのピストン(61,81)を有しており、該各ピストンは、各ピストンロッド(67;87)を介して各連行要素(111;131)に結合されている。ピストン(61,81)間に設けられた押し退け室(101)は、ピストン(61;81)内に設けられた絞り孔(76;96)を介して、両方の補償室(102;103)に接続されている(図23、参照)。両方の補償室はそれぞれ、ばね負荷された各プレート(53;54)を用いて支えられる各シールによって画定されている。絞り孔(76;96)は、ピストン(61;81)の走入時には各弁(77;97)によって閉じられるようになっている。ピストン(61;81)の走出時には、弁(77;97)は開かれるようになっている。] 図21 図22 図23
[0055] 加速及び減速装置(20)は1つの支持フレーム(22)を含んでおり、該支持フレームに、図示の実施の形態ではシリンダー(43)が取り付けられている。連行要素(111,131)は支持フレーム(22)を用いて案内されており、この場合に停留位置(121,141)は、各連行要素(111,131)の、シリンダー(43)から最も離された位置である。両方の連行要素(111,131)は、支持フレーム(22)を取り囲んでいて、1つの引張ばね(32)を用いて互いに連結されている。図示の実施の形態では、600ミリメートルのスライドドア扉長さの場合に、ピストン行程の合計の値は、スライドドア扉長さの15%である。]
[0056] 開閉の際の経過は、図5〜図9に示す空圧式の装置(20)について述べた経過と類似している。液圧式の装置(20)において、減速は例えば速度に比例している。このことは、スライドドア扉(2)の速度が高くなるにつれて、スライドドア扉の減速がより強く行われることを意味している。スライドドア扉(2)が低い速度で開閉される場合には、スライドドア扉の速度はわずかしか減速されない。] 図5 図6 図7 図8 図9
[0057] 前述の加速及び減速装置(20)は、案内装置(10)の不動の構成部分に配置することも可能である。この場合には、1つ若しくは複数の前記操作要素(11,12)は、可動の構成部分に配置される。前述の実施の形態の各構成部分を互いに組み合わせることも可能である。]
[0058] 2スライドドア扉、 3ドア枠、 8案内通路、 9扉開閉行程、 10案内機構、 11,12操作要素、 13固定要素、 14案内部分、 15アダプター構成部分、 17ガイドローラ、 20加速及び減速装置、 21シリンダー管、 22支持フレーム、 25転向ローラ、 26 支承部、 27貫通孔、 28ケーシング、 31加速装置、 32エネルギー蓄積器、 33,34区分、 41 減速装置、 42シリンダー・ピストンユニット、 43 シリンダー、 44 シリンダー内室、 45シリンダー内壁、 46,47 端面、 48 シリンダー底部、 49シリンダーヘッド、 51,52ピストンロッドシール、 53,54プレート、 61,81ピストン、 62,82 ピストン底部構成部分、 63,83ピストンヘッド構成部分、 64,84中空室、 65,85受容領域、 66,86支持フランジ、 67,87ピストンロッド、 68,88 ピストンロッド頭部、 69ロッド、 71,91シール要素、 72,92 シール要素、 73,93緊締領域、 74,94内周つば、 75,95環状溝、 76,96絞り孔、 77,97 弁、 101 押し退け室、 102,103補償室、 111,131連行要素、 112,132受容凹部、 113,114;132,134連行面、 115,135自由面、 121,141停留位置、 122,142終端位置、 123,143 行程、 151,161フレーム部分、 152,153;162,163 案内部分、 154,164長孔、 155,165 領域、 156,166 傾斜部、 157,167 凹部]
权利要求:

請求項1
加速及び減速装置(20)であって、該加速及び減速装置は、少なくとも1つのエネルギー蓄積器(32)及び、1つのシリンダー(43)内に連行要素(111;131)を用いて案内されている少なくとも1つのピストン(61;81)を有している形式のものにおいて、前記加速及び減速装置は、第2の連行要素(131;111)を有しており、該第2の連行要素は、前記ピストン(61;81)から分離して前記シリンダー(43)内に設けられた別のピストン(81;61)を案内するようになっているか、若しくは前記シリンダー(43)を始めに述べた前記ピストン(61;81)に対して相対的に案内するようになっていることを特徴とする、2つの連行要素を有する加速及び減速装置。
請求項2
前記連行要素(111,131)の行程の合計の値は、前記シリンダー内室(44)の長さの値よりも大きくなっている請求項1に記載の加速及び減速装置。
請求項3
前記各ピストン(61;81)は、該ピストンの、前記シリンダー(43)に対する行程の方向に対応して、押し退け室(101)を補償室(102;103)に対して遮断するようになっている請求項1に記載の加速及び減速装置。
請求項4
前記両方のピストン(61;81)は、共通の1つの押し退け室(101)を画成している請求項1に記載の加速及び減速装置。
請求項5
前記加速及び減速装置は唯一のエネルギー蓄積器(32)を含んでおり、該エネルギー蓄積器は前記両方の連行要素(111;131)に接続されている請求項1に記載の加速及び減速装置。
請求項6
前記加速及び減速装置は液圧式の減速装置(41)を含んでいる請求項1に記載の加速及び減速装置。
請求項7
スライドドア扉(2)を有するスライドドア装置において、該スライドドア装置は、請求項1に記載の加速及び減速装置(20)を備えていることを特徴とするスライドドア装置。
請求項8
前記スライドドア扉(2)の長さは、600ミリメートルよりも小さいか若しくは同じ値である請求項7に記載のスライドドア装置。
請求項9
前記連行要素(111;131)の行程(123;143)の合計の値は、前記スライドドア扉(2)の長さの15%よりも大きくなっている請求項7に記載のスライドドア装置。
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